吹抜とリビング階段のあるお家
今年もたくさんのお客様のお家が完成しました。
ついつい食べ物ネタになってしまいますが、 年末に向けてなるべく お仕事のお話を
秋に完成したお家。
こちらのお家の土地は、ほぼ北側に面しており、南側も東側も隣地の地面の方が高く、日照条件は決してよくありません。
お客様が望まれたのは明るく開放的なリビング。
ご希望を叶えるためには工夫が必要でした。
設計士はもちろん、お客様も熟慮を重ねられました。
出来あがっのは
リビングに大きな吹き抜けとオープンな階段のあるお家。
床も階段もホワイト。
壁紙でアクセントの色付けをしています
南側の隣地が高いため、1階は南からの光は望めません。
1階の窓から光が取り入れられないので、上から取り入れることを考えました。
吹き抜けの上
2階の南側にベランダと大きな窓を配し、その窓と天窓からもリビングに光を取り入れています。
同じように北側と東側にも窓を設けました。
リビングにあるオープン階段は、
階段としての機能はもとより、この家のデザインの重要な役割を担っています。
この階段を中心にインテリアも決まります。
また階段に腰掛けて、リビングにいる人との会話も楽しそうです。
階段の一段一段、それぞれから見えるリビングの風景が違います。
2階にあがると、そこは大きなホールになっています。
将来区切って1部屋できるほどの広さです。ホールはロフトまでつながっていて、リビングからの大空間となっています。
とてもダイナミックで見応えがあります。
ホールは回廊のようになっていて、階段手摺のたて手摺子はかなりの数でした。
1本づつ現場で踏み板に穴をあけて取り付けるので、この作業だけで何日もかかります。
大工さんの苦労の結晶です。
ホールの上にも天窓をとりました。
明るくて、天窓から青空が見えます。
階段上の天井にはシーリングファンも設置。
空気をまわしてくれて、冷暖房の効率が上がります。
階段上の天窓。
下から見上げると天井までかなりの高さ。
吹き抜けの場合、天井に照明が付けられないので壁面に照明器具を取り付けます。
シーリングファンや照明は全て「コイズミ照明」のもの。
思い切った間取りのお家です。
吹き抜けや大きなホールをつくるには、思い切りが必要です。
吹き抜けは
そのスペースがもったいない。
その分お部屋数を増やしたい。
というご意見もありますが、
こちらのリビングの明るさや開放感は、何にも換え難いものに思えます。
この訪れた人が驚くようなデザイン性と開放感をそなえた空間は、日照条件のハンデがあったからこそ生まれた空間ともいえます。
もうすぐクリスマス。
クリスマスがとても似合う素敵なお家です。