京都水族館 ② タイルの魅力
この京都水族館は建物として魅力は美術館に肩を並べるものではないですが、タイルが多く使用されていて、その使い方もおもしろいので行かれた際にはチェックしてみてくださいね。
nishikawaはタイルという建材が大好きなので、こんな風にタイルが多く使ってある建物を見るのは嬉しいです。
外観
京都の町家のたて格子を思わせるガラスのルーバーにおおわれています。
公園側から吹く風が水盤上のガラスルーバーを抜けて建物の中に入り最後は北側の換気窓から外部に抜けていく風の通り道をつくっています
光と風は入りますが、視線はカット。
圧迫感もないし、住宅にも取り入れられそうですね。
この水をはられた水盤の底にはコバルトブルーのモザイクタイルが貼られていて、水にキラキラしてとてもきれいなんです。
建物のそとまわりだけでなく、内側にも水盤があって、憩いの場になっています
そしてトイレ
4箇所あるトイレはいずれもトイレのテーマが異なっていて、使われているタイルも違います。
混雑していて撮影出来ていないトイレもありますので、是非行かれた際には4箇所まわってみてください。
①1階エントランス
「公園とのつながり」をテーマに公園の空気感をとりこんだデザインです
女子トイレは隣接する梅小路公園の桜をイメージしたピンクのタイルを使用し水族館らしい波模様のタイルを使用。男子トイレは梅小路公園の水や緑をイメージした淡い水色のタイルを使用
②ペンギンコーナー前トイレ
「エコ」をテーマにしたグリーンのタイル。
床材は廃材を使用しています
③2階東側トイレ
「海」をテーマにした青のタイルとアクセントとしてコーラルイメージした鮮やかなタイルを配置
④2階西側トイレ
「清流」をテーマにした緑と淡い水色のタイルを使用
女子トイレは織物をガラスの中に挟んだ特殊ガラスも使われています
館内にはいたる所にタイルが使われています
壁に何気なく貼られていたりします
そして外部へ通じる長いスロープには、かわいい魚のタイルがたくさん貼ってあって楽しいです。
タイルになるとあのグロテスクなオオサンショウウオもかわいいです。
そしてこの水族館は、さすが京都だけあって、さまざま環境対策を実施されたエコな水族館です。
もちろん照明はLED
太陽光発電 = イルカスタジアムの大屋根一体型の太陽光パネルで最大60KW発電します
ミスト空調 = ミストは空気中の気化熱を奪い夏の外気温を2℃~3℃下げることが可能
雨水利用システム = 屋根に降った雨を集めて地下ピットに貯蔵しトイレの洗浄水として利用
自然換気システム = ガラスルーバーで風を取り入れて空調の使用を抑えます
これからの商業施設のあるべき姿なのかもしれません
それぞれの努力で、省エネルギーを実現しないといけませんね
春休み
いろんな視点でこの京都水族館をお楽しみ下さい。
さて、nishikawaは。水族館のあと「北山 マールブランシュ」でスイ-ツを食べようと思ったのに~
楽しみにしてたのに~
行楽シーズンだからか?あまりに長蛇の列で1時間待っても入れそうになかったので断念。
それだけが心残りです
梅田の阪神百貨店の地下でテイクアウトしました。